体の臓器の位置と痛みの真相|左右の腹部・背中の危険信号を徹底解説

体の臓器の位置と痛みの真相|左右の腹部・背中の危険信号を徹底解説

体の臓器の位置と痛みの真相|左右の腹部・背中の危険信号を徹底解説の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

腹痛に直面した際、最初に確認すべきは「痛みが右側か、左側か」という明確な境界線です。左右で格納されている臓器は大きく異なります。

右腹部にある内臓一覧を確認すると、上部から順に「肝臓」「胆のう」「十二指腸」「結腸右曲部(上行結腸から横行結腸への移行部)」、そして右下腹部には小腸から大腸への継ぎ目である盲腸と「虫垂」が位置しています。特に肝臓の正確な位置と役割を知ることは不可欠です。肝臓は右の肋骨(ろっこつ)の内側に守られるように広がる体内最大の硬度を持つ実質臓器であり、代謝・解毒・胆汁生成を担っています。肝臓自体には知覚神経がないものの、肝炎や脂肪肝の急激な進行によって容積が増大し、外側を覆う「肝被膜」が引き伸ばされると、右季肋部に重苦しい鈍痛を引き起こします。

一方で、左脇腹の痛みと臓器の関係には別の注意が必要です。左上腹部から左脇腹にかけては、胃の左側、脾臓、大腸の脾弯曲部(横行結腸から下行結腸への急カーブ)、下行結腸、そして後腹壁に左腎臓が存在します。左脇腹がズキズキと痛む場合、頻度として高いのは大腸の痙攣やガス・便の貯留(便秘)ですが、侮れないのが「憩室炎(大腸壁の小部屋が炎症を起こす病気)」や「脾梗塞」、あるいは左腎結石です。刺すような鋭い激痛が左脇腹から下腹部にかけて走る場合、消化管だけでなく泌尿器系の異変を視野に入れる必要があります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。