格闘漫画界に激震を走らせた烈海王の死亡シーンは、単行本『刃牙道』第8巻(第67話〜第71話)に克明に刻まれています。クローン技術と霊媒師の手によって現世へと蘇った宮本武蔵に対し、地下闘技場戦士の中で最初に「武器持ちの真剣勝負」を挑んだのが烈海王でした。
試合の舞台は、徳川光成が用意した地下闘技場の特設サンドグラウンド。素手のみならず武器術すら極めた中国拳法の粋を集め、三節棍、柳葉刀、九節鞭、さらには暗器の飛刀まで駆使して天下無双の剣豪へ肉薄します。連載当時、主要キャラクターが本当に死亡する展開は極めて異例であり、刃牙道8巻のネタバレが広まった際にはネット上でも「嘘だろ」「本当に死んだのか」と騒然となりました。
攻防の果てに武蔵の放った一太刀が烈海王の肉体を捉え、勝負は武蔵の完全勝利で幕を閉じます。鎬紅葉による懸命の緊急開胸手術も及ばず、中国武術4000年の最高峰と称された男は静かに息を引き取りました。