番組が30年もの間、高品質(あるいは絶妙な低品質)なラインナップを維持できている背景には、海外マーケットからの買い付けを担当するバイヤーたちの熾烈な交渉が存在する。海外のフィルムマーケットに足を運び、日本未公開の隠れた名作や、吹き替え音源が失われかけた旧作の発掘に尽力してきた。
近年では、番組のために新たに吹き替え版を新録するケースすらある。過去のテレビ放映時のカット版ではなく、ノーカット版の音源を復元して放送するなど、映画への深いリスペクトと情熱が細部に宿っている。この「本気の悪ふざけ」と「映画への愛」の同居が、コアな映画ファンからも一目置かれる理由だ。