大会を間近で楽しむための要となったのが、公式に販売された有料観覧席チケット情報です。2023年大会では、協賛者向けエリアに加え、一般向けにパイプ椅子席やシート席、さらにはゆったりと飲食を楽しみながら観覧できるテーブル席が設定されました。価格帯はパイプ椅子席が1席あたり約3,000円から、テーブル席が1区画1万数千円程度で推移し、チケット販売プラットフォームを通じて事前受付が行われました。
有料席の最大のメリットは、阿武隈川の真正面という絶好のアングルが確実に確保され、場所取りの過酷なプレッシャーから解放される点にあります。一方で、終演後の退場ゲート周辺で深刻なボトルネックが発生し、会場の外に出るまでに30分以上の滞留を余儀なくされたという現実も見落とせません。
祭りの風物詩である屋台出店場所は、信夫ヶ丘球場周辺の園路および堤防道路沿いに集中しました。焼きそば、かき氷、福島名物のいか人参を使ったご当地フードなど、約100店舗に及ぶ露店が軒を連ね、夕方17時を過ぎると歩道は身動きが取れないほどの人波で埋め尽くされました。屋台での購入待機列は人気店舗で30〜40分待ちに達し、水分補給の確保すら計画性が求められる過酷な環境でした。