ゲームの成否を分けるのは、お題同士の「距離感」だ。近すぎると見破るのが難しくなり、遠すぎると一瞬でゲームが終わってしまう。例えば、「リンゴ」と「ナシ」は定番だが、少しひねって「シャインマスカット」と「デコポン」にしてみる。この絶妙な高級感のズレが、会話に奇妙な摩擦を生むのだ。ベテランプレイヤーたちは、この「ちょっとした違和感」を突く質問の応酬を楽しんでいる。
「それって、皮ごと食べられる?」という質問に対し、一方が「まあ、いけるかな」と答え、もう一方が「いや、普通は剥くでしょ」と返す。この瞬間の緊張感こそが、このゲームの醍醐味に他ならない。お題の選定者は、プレイヤー全員の共通認識のレベルを把握しておく必要がある。