セルフストレートパーマでチリチリ?失敗の真相と縮毛矯正との決定的違い

セルフストレートパーマでチリチリ?失敗の真相と縮毛矯正との決定的違い

セルフストレートパーマでチリチリ?失敗の真相と縮毛矯正との決定的違いとはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

「ストレートパーマ」と「縮毛矯正」は言葉こそ似ていますが、毛髪内部に施す化学反応プロセスおよび熱処理の有無において全くの別物です。セルフ施術を検討する前に、両者の本質的な違いを客観的数値データから把握しておく必要があります。

項目市販セルフストレートパーマ市販セルフ縮毛矯正セット美容室での施術(プロ)主目的・適応パーマ落とし、ボリュームダウン軽度の天然パーマ・うねりの補正強いうねり・縮毛の完全矯正、質感改善アイロン工程原則なし(コーミングのみ)あり(自己操作による熱プレス)あり(適切な水分・テンション管理)持続期間の目安約1〜2ヶ月(徐々に戻る)約2〜3ヶ月(ムラが出やすい)半永久的(かけた部分は持続)ダメージレベル中〜大(アルカリ残留しやすい)極大(熱変性と過膨潤の重複)小〜中(前処理剤・塗り分けで制御)費用相場(税込)約700円〜1,500円約1,200円〜2,500円約12,000円〜25,000円失敗時のリカバリー費用約15,000円〜30,000円(修復治療)修復不可能(切除しかない場合多数)店舗の技術保証・無料お直し対応

ストレートパーマは、1剤(還元剤)で髪のS-S結合を解き、コームで真っ直ぐに整えた状態のまま2剤(酸化剤:過酸化水素や臭素酸塩)で再結合させる技法です。一方、縮毛矯正は1剤塗布の後に特殊なストレートアイロンで180℃前後の熱と圧力を加え、毛髪の断面構造そのものを扁平から真円に近い形状へと物理的に変形・固定します。

セルフで行う縮毛矯正やアイロン併用ストレートパーマが危険視されるのは、濡れ髪や乾かしきれていない髪にアイロンを当てることで内部の水分が爆発的に気化する「水蒸気爆発」を引き起こしやすいからです。美容室のプロは毛髪の乾き具合を手のひらの感覚で数パーセント単位で見極めますが、セルフ施術でこの湿度管理を再現するのは極めて至難の業です。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。