「ストレートパーマ」と「縮毛矯正」は言葉こそ似ていますが、毛髪内部に施す化学反応プロセスおよび熱処理の有無において全くの別物です。セルフ施術を検討する前に、両者の本質的な違いを客観的数値データから把握しておく必要があります。
ストレートパーマは、1剤(還元剤)で髪のS-S結合を解き、コームで真っ直ぐに整えた状態のまま2剤(酸化剤:過酸化水素や臭素酸塩)で再結合させる技法です。一方、縮毛矯正は1剤塗布の後に特殊なストレートアイロンで180℃前後の熱と圧力を加え、毛髪の断面構造そのものを扁平から真円に近い形状へと物理的に変形・固定します。
セルフで行う縮毛矯正やアイロン併用ストレートパーマが危険視されるのは、濡れ髪や乾かしきれていない髪にアイロンを当てることで内部の水分が爆発的に気化する「水蒸気爆発」を引き起こしやすいからです。美容室のプロは毛髪の乾き具合を手のひらの感覚で数パーセント単位で見極めますが、セルフ施術でこの湿度管理を再現するのは極めて至難の業です。