訃報とネットの反応において最も際立っていたのは、業界関係者から一般ファンに至るまで、彼女の「厳しいプロ意識」の裏側にあった深い愛情に対する感謝の声でした。
映画『ハリー・ポッター』で主人公を演じたダニエル・ラドクリフは、追悼声明で次のように語っています。
「僕が9歳のとき、ドラマ『デビッド・コパフィールド』で初めて共演したのがマギーでした。ハリポタのオーディションを受けられたのも、彼女の推薦があったからです。セットでの彼女は猛烈な知性と鋭い舌、そして相手を一瞬で萎縮させる迫力がありながら、信じられないほどの優しさと温かさを持っていました」
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンも自身のSNSで、「幼い頃は、自分がどれほど伝説的な巨人と仕事をしているのか理解していませんでした。彼女は真実で、率直で、可笑しくて、自尊心を持った本物の女性でした」と哀悼を表明。ロン役のルパート・グリントはSNSのアイコンを『炎のゴブレット』でマクゴナガル先生とぎこちなくワルツを踊る場面の写真へと変更し、無言の敬意を示しました。
訃報直後、米フロリダや英ロンドンのテーマパークに集まった数千人のファンは、夜空に向かって杖の先を光らせる「ルーモス(Lumos)」のポーズを一斉に掲げました。SNS上では「#WandsUpForMaggie(マギーのために杖を掲げよう)」のハッシュタグが世界トレンド1位を獲得。単なる一人の大女優の死にとどまらず、一つの時代が幕を閉じた喪失感として世界中で共有されました。