不透明な社会情勢や閉塞感が覆う日々のなかで、SNSのタイムラインには季節の変わり目になると決まって「かまきりりゅうじ」のフレーズが溢れ出す。なぜ、分別ある大人たちが今なお、この虫の言葉にすがりつくのだろうか。
理由はおそらく、その圧倒的な「肯定感」にある。誰に頼まれたわけでもなく、ただ自分がここに存在していることを誇示し、世界に向かって両手を広げる。理由のない自信、根拠のない元気。複雑化しすぎた社会を生きる現代人にとって、かまきりりゅうじの放つ直線的な叫びは、複雑な自己分析よりもはるかに深く心へ突き刺さる処方箋なのだ。胸を張り、息を吸い込み、ただ一言「おれは げんきだぜ」と言い放つ。その潔さに、私たちは今も救われ続けている。 (出典: おれ は かまきり(Yahoo!ニュース))
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