ファンの間で最も熱い議論が交わされているのが、果たして次作がどのようなジャンルになるのかという点だ。大本命視されているのは、やはり彼のお家芸とも言える『SFコメディ』路線である。架空のエドを舞台に宇宙人と侍を混ぜ合わせたあのカオスな世界観の進化版を望む声は根強い。
しかし、一方で「まったく異なるジャンルに挑むのではないか」という見方もある。本格的なサスペンス、泥臭いダークファンタジー、あるいは意表を突いた学園コメディ――。どんな題材を選んだとしても、そこに滲み出る人間の愚か愛おしさを描く「空知節」が変わることはないはずだ。読者の予想を裏切り、期待を上回る変化球こそが彼の真骨頂なのだから。