ネット上のレシピやSNS情報の中には、盲信すると仕上がりを損ねてしまう誤解が散見されます。
誤解①:「赤ワインは煮込みの最後に入れると香りが残って良い」という間違い
これは最もありがちな失敗です。仕上げ間際にアルコール度数12〜14%のワインを注ぐと、アルコール臭が飛びきらず、ソース全体が生臭く酸っぱい仕上がりになってしまいます。ワインは必ずひき肉を炒めた直後に注ぎ、フライパンの底についた肉の旨味(スュック)をこそげ落としながら、水分がほとんどなくなるまで沸騰させることが鉄則です。
誤解②:「砂糖を大量に入れれば酸味は完全に消える」という思い込み
酸っぱいからといって砂糖を大さじ2〜3杯と際限なく追加すると、甘ったるくキレのないソースになり、ひき肉本来の風味が死んでしまいます。酸味の抑制は、砂糖単体ではなく「バターの油分」「コンソメの塩気」「タマネギのじっくり炒め」の3要素をバランスよく組み合わせるのが正解です。