ネット上の掲示板やSNS、受験相談コミュニティでは、茨城大学をめぐるリアルな声が日々交わされています。そこで頻出するのが「キャンパス立地」に関する悩みと、それに起因する出願傾向の歪みです。
「水戸キャンパス(人文・教育・理)なら東京方面から通えると思ったが、日立キャンパス(工学部)や阿見キャンパス(農学部)は下宿が必須」「工学部は実質倍率が低めでも日立市での学生生活を想定して併願を組むべき」といった、現地生活を見据えた現実的な声が目立ちます。実際に日立キャンパスは水戸駅からさらに北へ約30分、阿見キャンパスは土浦駅からバス利用となるため、首都圏の通学可能圏にこだわる受験生が土壇場で出願を回避するケースが後を絶ちません。
この「立地による心理的敬遠」こそが、外部からは見えにくい倍率低下の最大のトリガーです。地方国立大を狙う他県の受験生にとっては、生活コストや一人暮らしを許容できるのであれば、実力以上の大学名を獲得できる格好の環境が整っているといえます。