膳場貴子さんの歩みは、日本の女性アナウンサー史の中でも極めて異例かつ輝かしいものです。その学歴とキャリアの変遷を振り返ります。
東京都世田谷区出身の膳場さんは、名門私立・女子学院中学校・高等学校を経て、東京大学教養学部(文科三類入学、教養学科フランス科専攻)を卒業しました。名実ともに日本最高峰の学府で論理的思考力と言語表現力を磨き上げました。
1997年4月にNHKへアナウンサーとして入局。初任地の静岡放送局で実績を積んだ後、異例のスピードで東京アナウンス室へ異動となり、『NHKニュースおはよう日本』のキャスターに抜擢されます。2003年および2004年には、2年連続で『NHK紅白歌合戦』の紅組司会という大役を務め、NHKの顔として国民的な知名度を獲得しました。
2006年3月にNHKを退局した後は、フリーランスとしてTBSと専属契約を締結。同年9月からは故・筑紫哲也氏が築いた看板報道番組『NEWS23』のメインキャスターに就任し、夜の報道の顔として硬派なニュースに向き合い続けました。その後『報道特集』のメインキャスターを8年間にわたって務め上げ、2024年4月からは関口宏氏の後任として『サンデーモーニング』の2代目総合司会に就任。重厚な番組のトーンを継承しつつ、テンポの良い進行で新たな視聴者層を開拓しています。