作中で猛威を振るった歴代の呪物は、いずれも物語の局面を根本から覆すほどの特異な能力を秘めていました。公式ファンブックおよび劇中の戦闘描写から、確認されている代表的な特級呪物 一覧とその具体的な効果を検証します。
1. 両面宿儺の指(りょうめんすくなのゆび)
平安の呪いの王・両面宿儺が生前に残した20本の指の死蝋。特級呪物の中でも別格の呪力を誇ります。生身の人間が取り込めば猛毒によって十中八九死亡しますが、稀に器として適合した場合、宿儺の魂が顕現します。時間の経過とともに封印の結界を侵食し、周囲の呪霊を呼び寄せる誘引物質としても機能していました。
2. 獄門疆(ごくもんきょう)
高僧・源信の成れの果てとされる生きた結界。開門後、半径約4メートルの結界内に「対象を1分間(脳内時間で1分間)留まらせる」ことで、どんなに強力な存在であっても一切の呪力行使を奪い、四次元空間に永久封印します。現代最強の術師・五条悟を渋谷事変で封じ込め、呪術界を崩壊へと導いた諸悪の根源です。なお、後に天元から開門の鍵となる「獄門疆『裏』」の存在が明かされました。
3. 呪胎九相図(じゅたいくそうず)
明治初期、呪霊の子供を孕む特異体質の女性と、加茂憲倫(羂索)の狂気的な実験によって生み出された9体の胎児のホルマリン漬け。1番から9番まで番号が振られており、特に呪力が強大だった1番「脹相(ちょうそう)」、2番「壊相(えそう)」、3番「血塗(けちず)」は受肉を果たし、人知を超えた血操術や腐蝕の術式を行使しました。