恋愛ドラマの領域でも、従来の枠組みを刷新する意欲作が相次いだ。北川景子と永山瑛太が共演したTBSテレビ『リコカツ』は、交際ゼロ日婚を果たした真逆の価値観を持つ男女が、離婚から本当のパートナーシップを模索していくロマンティック・コメディだ。
厳格な自衛官と都会的なファッション誌編集者という対照的な二人の衝突は笑いを誘いつつも、結婚や家族のあり方が多様化する現代における「他者との共生」という重いテーマを軽やかに描き出した。
さらに同局の火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』では、SNSで着飾ることで自分の価値を保とうとするインフルエンサーのヒロインと、シンプルを極めたミニマリストの青年の共同生活を展開。デジタル社会に生きる現代人の疲弊と、本物の温もりを求める心の機微を描き、新時代の恋愛観を鮮やかに提示した。