カブトムシの卵の育て方|孵化率が激変する湿度管理の秘訣と素手Ngの真相

カブトムシの卵の育て方|孵化率が激変する湿度管理の秘訣と素手Ngの真相

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愛好家が最も頭を悩ませるのが「卵の周りに生える白い綿のようなカビ」です。カビが発生する主因は、高すぎる湿度と通気不足、そしてマットに未分解の有機物が多く残っていることにあります。しかし現場の検証によると、「健康で力強い有精卵であれば、多少のカビ胞子が付着しても自力で跳ね返す免疫的な抵抗力を持つ」ケースが多いことが分かっています。つまり、カビが生えて死んだように見えても、実際には「何らかの要因で先に卵が死んでしまい、死骸に対して腐生性のカビが繁殖した」という因果関係が少なくありません。

もし生存している卵の表面にわずかな白カビが見られた場合の除去方法は、毛先の柔らかい絵筆や綿棒の先端をぬるま湯で湿らせ、卵の薄皮を傷つけないよう慎重にカビの菌糸を撫で落とす方法が推奨されます。洗剤やアルコールなどは細胞毒性があるため絶対に使用してはいけません。

カビの二次感染と共倒れを防ぐために業界標準となっているのが、「プリンカップでの卵の個別隔離方法」です。100円ショップや園芸・飼育専門店で手に入る100〜200mlサイズの蓋付きプリンカップを使用し、以下の手順で管理します。

  1. カップの底から深さ2〜3cm程度まで、ふるいにかけた微粒子の発酵マットを敷き詰め、指の腹で軽く押し固める。
  2. ボールペンのキャップや指先を使い、マットの中央に深さ5mmほどの小さなくぼみを作る。
  3. スプーンですくい上げた卵を、くぼみの中にそっと落とし込む。上からマットを厚く被せず、卵が半分見える程度の状態にする。
  4. フタに画鋲やピンで空気穴を3〜4箇所あけ、直射日光が一切当たらない冷暗所に静置する。

個別管理を採用すれば、仮に1つの卵が無精卵で腐敗したりカビたりしても、隣の健康な卵へ菌が移る連鎖を防ぐことが可能になります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。