美容意識の高いユーザーが集まる大手コスメコミュニティ(@cosmeやLIPS)や知恵袋、SNSの投稿を調査すると、雨の日のUVケアに関してリアルな葛藤が浮き彫りになっています。
ネット上の声として特に多いのが、「雨の日は湿度が高くてただでさえ肌がベタつくのに、日焼け止めを重ねると毛穴が詰まる気がする」「雨水や傘のしずくで日焼け止めがドロドロに崩れるのが不快」という使用感に関する不満です。結果として「雨の日は日焼け止めをパスして化粧水と乳液だけで済ませている」という妥協策をとる層が一定数存在します。
しかし、こうした一般ユーザーの体感と、美容皮膚科の臨床現場での見解には決定的なギャップがあります。医療関係者の証言によると、「春から梅雨時期にかけて肌のくすみやハリ不足を訴える患者の生活習慣を聞き取り調査すると、天候が悪い日にUVケアを完全に中断しているケースが非常に多い」といいます。
また、盲点となりやすいのが「雨の日の室内紫外線対策」です。「外出しない完全雨天の休日」であっても、一般的な板ガラスはUVAを約70〜80%透過させます。窓際でリモートワークをしたり、明るいリビングで過ごしたりしている限り、雨の日でも室内には十分な光老化リスクが侵入しています。美肌を保ち続けている美容関係者ほど、雨の日こそ「テクスチャーの軽い日焼け止め」に切り替えて毎日欠かさず塗布しているのが実態です。