Q1:ガラスが割れたとき、警察や消防への連絡は必要ですか?
A1:強風や熱割れなどの自然破損、あるいは室内での過失による破損であれば警察への連絡は不要です。ただし、「ガラスに不審なヒビや叩き割られた形跡がある」「空き巣に侵入された可能性がある」という場合は、現場の破片や足跡に触れず、直ちに110番通報して警察の現場鑑識を受けてください。警察から発行される「盗難届の受理番号」や「事故証明」は、のちに火災保険を申請する際にも必須の公的書類となります。
Q2:賃貸マンションやアパートでガラスが割れた場合、勝手にガラス屋さんを呼んでもいいですか?
A2:絶対に自己判断で呼んではいけません。賃貸住宅の窓ガラスは建物の共用部または付帯設備(オーナーの所有物)にあたるため、まずは管理会社や大家、加入している賃貸住宅用の家財保険デスクへ連絡するのが絶対原則です。熱割れなどの不可抗力であればオーナー負担で修理されるケースが多く、無断で民間の業者を呼んで交換してしまうと、退去時に仕様違いを理由に原状回復費用を二重請求される深刻なトラブルに発展します。
Q3:ペアガラス(複層ガラス)が割れた場合、本当に即日修理はできないのですか?
A3:原則として即日の完全修理は不可能です。ペアガラスは2枚のガラスの間に乾燥空気やアルゴンガスを封入し、周囲を特殊なシーリング材で完全に密閉する構造上、各家庭のサッシ枠の寸法に合わせてガラスメーカーの専用工場でミリ単位で受注生産されます。現場で板ガラスを切断して嵌めることは構造上できません。そのため、優良なガラス店であれば「破損当日は既存ガラスの撤去と仮の板張り(一次養生)を行い、部材が納品される1〜2週間後に本施工を行う」という手順を提案します。「今日すぐペアガラスを作って入れ替える」と主張する業者は、規格外の単板ガラスを誤魔化して嵌め込む悪質業者の疑いがあります。