ロングスリーパーとは?10時間睡眠が必要な理由と遺伝の真相

ロングスリーパーとは?10時間睡眠が必要な理由と遺伝の真相

ロングスリーパーとは?10時間睡眠が必要な理由と遺伝の真相について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

Q1:訓練や生活習慣の改善によって、睡眠時間を7時間前後に短縮することは可能ですか?
A1:生理学的な真のロングスリーパーである場合、意図的な睡眠時間の短縮は不可能です。睡眠欲求の強弱は遺伝子レベルで規定されているため、無理に睡眠を削ると認知機能の低下や免疫不全を招くだけに終わります。「短時間睡眠に順応した」と感じるケースの多くは、単に睡眠負債が蓄積し、自身の疲労に対する自覚が麻痺している危険な状態です。

Q2:平日は6時間睡眠で、休日に12時間以上寝溜めしてしまうのはロングスリーパーですか?
A2:その多くはロングスリーパーではなく、平日における慢性的な「睡眠負債」を休日に補償的に清算している状態(ソーシャル・ジェットラグ=社会的時差ぼけ)です。真のロングスリーパーは、平日であっても毎日9〜10時間以上の睡眠をとらない限り、日中に正常なパフォーマンスを維持できません。休日の寝溜めによって生活リズムが崩れている場合は、まず平日の就寝時間を早める試行が推奨されます。

Q3:自分がロングスリーパーなのか過眠症なのかを医療機関で検査したい場合、何科を受診すべきですか?
A3:精神科や神経内科、呼吸器内科などが標榜している「睡眠外来」や「睡眠障害専門クリニック」を受診してください。終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)や反復睡眠潜時検査(MSLT)といった専門的な検査機器を用い、睡眠中の脳波、呼吸状態、日中の眠気到達スピードを数値化することで、体質なのか疾患なのかを客観的エビデンスに基づいて判定してもらえます。

吉田 誠
著者

吉田 誠

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。