ホオミドリアカオウロコインコの最大の特徴は、一般的な小鳥のイメージを覆すほど濃厚なスキンシップ欲求と、好奇心あふれるアクティブな気質です。手のひらの中で仰向けになって眠る「ニギコロ」を自ら披露したり、飼い主の服の隙間に潜り込んで甘えたりする姿は、愛鳥家の間で「羽毛を生やした小型犬」と称されるほどです。
知能指数は鳥類の中でも際立って高く、人間の言葉の意味や家庭内のルーティンを敏感に学習します。おもちゃを使った知育遊びや簡単な芸(ターンやコイン入れなど)を覚える個体も珍しくありません。一方で、「おしゃべり」の能力に関しては、セキセイインコやヨウムのように明瞭で滑らかな発声が得意なわけではありません。喉の奥を鳴らすようなハスキーな「ガラガラ声」で、自分の名前や挨拶などの短い単語をぼそぼそと呟くケースが主流であり、流暢な会話を期待しすぎるとギャップを感じる原因になります。
健康管理において極めて重要なのが、その長いライフスパンです。ホオミドリアカオウロコインコの寿命は、一般的に15年〜25年とされ、適切な栄養管理と衛生環境が整っていれば30年近く生きる個体も報告されています。これはセキセイインコ(平均7〜10年前後)の2倍以上に相当し、中型インコとしての長期的なコミットメントが求められます。進学、就職、結婚、出産、転勤、あるいは自身の高齢化といった、四半世紀にわたる人生の転換期を共に歩み続ける覚悟がなければ、途中で飼育破綻を招くリスクを排除できません。