Q1:膣前庭乳頭症は、性行為やタオルの共用でパートナーや家族にうつりますか?
A1:絶対にうつりません。膣前庭乳頭症はウイルスや細菌などの病原体が原因ではなく、自身の体質や粘膜構造による生理的現象です。性行為によるパートナーへの感染はもちろん、お風呂やタオルの共用、洗濯などを通じて周囲の人へ感染するリスクは物理的に存在しません。
Q2:婦人科を受診した際、痛みを伴う検査をされますか?
A2:基本的には痛みを伴う検査はありません。大半のケースは内診台での丁寧な「視診(肉眼および拡大鏡による観察)」のみで数分以内に診断が確定します。突起の形状からコンジローマとの鑑別が極めて難しいグレーゾーンの場合に限り、局所麻酔を用いたごく小さな組織採取(生検)やHPV-DNA検査が行われることがありますが、極めて稀なケースです。
Q3:突起を小さくしたり、自然に消したりする塗り薬はありますか?
A3:膣前庭乳頭症を小さくする市販薬や保険適用の外用薬は存在しません。尖圭コンジローマの治療に用いられるイミキモド(商品名:ベセルナクリーム)は免疫賦活剤であり、ウイルスが存在しない乳頭症に対しては効果がないばかりか、強い皮膚炎やびらんを誘発するため絶対に使用してはなりません。
Q4:膣前庭乳頭症がある人は、尖圭コンジローマにかかりやすいのですか?
A4:乳頭症があるからといって、コンジローマに感染しやすくなる医学的根拠はありません。ただし、もともと乳頭症がある部位に後から尖圭コンジローマが重複して感染・発症する可能性はゼロではないため、形状が崩れて急激に増大した場合は再度の受診が必要です。