「脱・白髪染め」やハイライトブームが広がる一方で、ネット上のコミュニティや知恵袋、SNSでは施術後のトラブルや後悔の声も散見されます。現場の取材から見えてきたリアルな課題を検証します。
SNS上では「白髪ぼかしを入れたら、筋が太すぎてメッシュのようになり派手になりすぎた」「ブリーチを重ねた部分がパサパサに千切れてしまった」といった失敗談が報告されています。大手ヘアサロンのトップカラーリストは次のように内情を明かします。
「白髪ぼかしは、美容師の薬剤知識と繊細なチップ技術(髪をすくう細さ)に依存する非常に難易度の高い施術です。太いハイライトを入れてしまうと、伸びてきたときに余計に白髪と馴染まなくなります。また、過去に縮毛矯正や黒染め履歴がある髪に無理なブリーチを行うと、過度なダメージにつながるリスクがあります。」
白髪ぼかしは魔法ではなく、的確な毛髪診断と中長期的なメンテナンス計画があって初めて成立する技術です。単に流行を追うのではなく、自身の髪質履歴を正確に把握しているサロンを選ぶことが不可欠です。