「作文」「読書感想文」「小論文」は、同じ原稿用紙を使用する場合でも求められる作法が大きく異なります。この違いを混同すると、重大な減点につながります。
1. 読書感想文の用紙構成
読書感想文では、感情の動きや印象的な出来事を強調するため、「会話文」や「情景描写」を効果的に配置します。セリフを独立した行に配置することで、リズム感のある構成を作ることが推奨されます。文体は親しみやすい「です・ます調(敬体)」が主流ですが、「だ・である調(常体)」でも統一されていれば問題ありません。
2. 小論文の原稿用紙ルール
一方、推薦入試や昇進試験等で課される小論文では、原則として会話文の改行は行いません。客観的な論理展開が求められるため、セリフで紙幅を消費する手法は「字数稼ぎ」とみなされ、論理性の欠如としてマイナス評価を受けます。文体は必ず「だ・である調(常体)」で統一し、主観的な感情(「嬉しかった」「悲しかった」)ではなく、事実と論拠に基づく主張を展開しなければなりません。