かつての芸能界において、顔の骨を削るような大規模な手術は極秘裏に行われるのが暗黙の了解だった。しかし、ここ数年で風向きは劇的に変化した。SNSの発達と個人の価値観の多様化に伴い、自らのコンプレックスを公表し、治療の過程をシェアすることが「誠実さ」や「勇気ある行動」としてポジティブに評価されるようになっている。
メディアでのオープンな議論は、整形バッシングの風潮を和らげ、外見に関する機能障害や強い悩みを抱える一般の人々にとっても、受診やカウンセリングへのハードルを下げるきっかけを作った。隠すことよりも、自分らしく生きるための選択として治療を受け入れる――そんな意識の変革が、エンタメ業界を中心に確実に広がっている。