では、すでに「やばい」と感じる名前に悩まされている当事者は、自分の名前を変更することができるのだろうか。結論から言えば、法的な改名は可能だが、決してハードルは低くない。
名前の変更許可を得るためには、家庭裁判所に申し立てを行い、「正当な理由」があると認められる必要がある。単に「気に入らない」「恥ずかしい」といった感情論だけでは許可されないケースが多く、その名前によって長年にわたり社会的・精神的な不利益を被ってきたという具体的な実績や証拠が求められる。申立書や参考資料の準備、裁判官との面接など、改名に至るまでには膨大な時間と精神的エネルギーを費やすのが現実だ。