幕張エリアを訪れる者の最大の頭痛の種、それは隣接する幕張メッセで大型イベントが開催された際の壊滅的な渋滞だ。数万人規模のコンサートや展示会が重なると、駅周辺の動線は完全に麻痺する。しかし、現地取材で確認した「抜け道」が存在する。
多くのドライバーは湾岸道路から直行し、モール正面のメインパーキングへと吸い込まれて列を作る。だが、地元民が使うのは北側のビジネス街を迂回し、地下通路を経由するサブアクセスだ。徒歩客にしても同様で、ペデストリアンデッキの主動線を外れ、オフィスビル群を縫う低層プロムナードを選択するだけで、人波に揉まれる時間はゼロになる。スマートな買い物客は、この時間差と空間のズレを巧みに利用して、争奪戦となる人気アイテムを悠々と手に入れている。