日本国内において、セイヨウオトギリソウは医薬品ではなく「食品」として流通しています。そのため、医師や薬剤師のチェックを経ずに誰でも容易に購入できる環境が整っています。注意すべき主な製品形態を整理しました。
1. 単味・複合サプリメント(最も流通量が多い)
国内大手メーカーや海外通販サイトで販売される錠剤・カプセル型食品です。パッケージには「セントジョーンズワート サプリ」「セイヨウオトギリソウ抽出物」「St. John's wort」などと記載されています。ストレス緩和やメンタルサポートを謳う複合サプリ(GABAやテアニンとの混合製品)に副原料として配合されているケースもあり、原材料名を細かく確認しないと見落とす危険があります。
2. ハーブティー・健康茶
リラックスや安眠を目的としたブレンドティーにセイヨウオトギリソウの乾燥葉がブレンドされている事例です。専門店やオーガニック食品店、輸入雑貨店で扱われており、サプリメントよりも食品としての心理的ハードルが低いため、無意識に常用してしまう落とし穴となっています。
3. 海外製のエナジードリンク・リラクゼーション機能性食品
越境ECサイトの普及に伴い、海外から個人輸入されるドリンクやグミ、チンキ(液体抽出物)の中に高濃度のエキスが含まれる製品が存在します。海外規格の製品は国内流通品に比べて有効成分濃度が突出して高い場合があり、相互作用の引き金を引きやすいため警戒を要します。