従来の薬物療法はあくまで現れている症状を抑える「対症療法」ですが、近年は体質そのものを改善して薬を不要にするアレルギー性鼻炎治し方として「アレルゲン免疫療法(減感作療法)」が広く普及しています。
その中心を担うのが、アレルゲンを含む治療薬を毎日舌の下に一定時間保持して体内に取り込む舌下免疫療法です。現在、スギ花粉症とダニ抗原による通年性アレルギー性鼻炎に対して保険適用となっています。治療を継続することで約7〜8割の患者に症状の改善や薬の減量効果が認められており、中には完全に症状が消失する寛解に至るケースもあります。
ただし、この治療法を選択するにあたっては舌下免疫療法効果期間と治療スケジュールの理解が不可欠です。効果を定着させるためには3年〜5年間にわたる毎日の継続投与が必要とされ、効果を実感し始めるまでにも数カ月を要します。根気強い通院と服用管理が求められるものの、生涯にわたるアレルギーの苦しみから解放される可能性を持つ有力な治療選択肢です。