針葉樹林の地図記号はなぜあの形?広葉樹との違いと入試必勝暗記法

針葉樹林の地図記号はなぜあの形?広葉樹との違いと入試必勝暗記法

針葉樹林の地図記号はなぜあの形?広葉樹との違いと入試必勝暗記法の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

国土地理院が日本の地形図において定めている針葉樹林の記号は、一本の垂直な幹から左右斜め上、あるいは傘状に尖った枝葉が広がった「矢印」や「槍の穂先」のようなデザインをしています。この形状が採用された背景には、極めて合理的かつ写実的な理由が存在します。

国土地理院の公式解説資料および明治期からの陸地測量部における図式規程の変遷を紐解くと、針葉樹林 地図記号 由来は「スギやマツなどの樹形を横から見た姿」をそのままシンボル化した象形文字にあります。マツやスギ、ヒノキ、カラマツといった代表的な針葉樹は、主幹が天に向かってまっすぐに伸び、枝が規則正しく広がって全体として円錐形やピラミッド型の鋭角なシルエットを形成します。地形図を作成する測量官が遠くの山並みを眺めた際、遠景に直立する尖った木々の立ち姿をそのままスケッチするように記号化したのが、針葉樹林 記号 形の理由なのです。

針葉樹林の記号は、単に生えている木が針葉樹であることだけでなく、国土地理院の表示基準において「主にスギ、ヒノキ、マツ、カラマツなどがすき間なく生えている場所(通常は樹高約2メートル以上、ある程度のまとまりを持った森林)」に対して適用されます。日本の国土の約67%を占める森林のうち、約4割が人工林であり、その大半がスギやヒノキです。山間部の地形図を開いたとき、この尖った記号が一面に敷き詰められている風景は、日本の林業の歴史そのものを物語る生きた記録と言えます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。