「セルフメイクでダメならサロンのまつ毛パーマを」と施術を受けたものの、満足に上がらなかったという声がSNSや相談掲示板で後を絶ちません。特に近年定着した「パリジェンヌラッシュリフト」は、自まつ毛を根元から80度立ち上げる設計で人気を博していますが、施術後に「上がらなかった」「数日で落ちた」と嘆く声が一定数存在します。
都内のアイラッシュサロン店長は、まつ毛パーマ上がらない原因およびパリジェンヌラッシュリフト上がらない背景について次のように明かします。「パリジェンヌは根元を垂直に立ち上げる技法のため、まぶたの重みがある方の場合、押し出された皮膚がまつ毛の生え際を塞いでしまい、毛先が前に押し出されてカール感が消失して見えます。また、キューティクルが非常に密で硬い『撥水毛(はっすいもう)』と呼ばれる毛質の方は、一般的な放置時間ではパーマの1剤が内部まで浸透しにく化(軟化)が不十分になりやすいのです」。
施術当日の皮脂汚れの蓄積や、アイメイクの残り、施術後数時間の洗顔による湿気も持ちを著しく損ねる要因です。自まつ毛のコンディションが乱れ、毛周期における「休止期」の細い毛が多い時期も薬剤への反応が鈍くなります。サロンでの施術であっても、まぶたの厚みや自まつ毛の剛性を見極めたロット選定が行われない限り、理想のリフト感を得ることはできません。