入部経路と推薦体制について、毎年の体験入部会(オープンスクール・部活動体験)には都内外の有力シニア・ボーイズリーグから多数の中学生が参加します。スポーツ推薦枠や文化・スポーツ選抜試験を通じて、中学時代に実績を残した実力派選手が毎年一定数入学してくるのは紛れもない事実です。
しかし、日体大荏原野球部の特筆すべき点は「一般入試で入学した生徒に対しても門戸を完全に閉ざさない」という開放的なチームカラーにあります。一部の完全スカウト制高校のように「推薦生以外はボール拾いのみ」といった不条理な差別待遇は存在しません。
「中学時代は軟式野球部や無名クラブチームの補欠だった選手が、入学後の科学的ウェイトトレーニングとフォーム改善によって球速を15km/h以上伸ばし、3年次に背番号を勝ち取った」という事例は、同部の育成力の高さを象徴しています。推薦組のハイレベルな技術と、一般入学組の泥臭いハングリー精神が競い合う環境こそが、チーム全体の底上げを生み出す原動力となっています。