本作が発売されて10年以上が経過してもなお、ベテラン狩人たちが「結局、ノコギリ鉈とルドウイークの聖剣の2本があればすべて事足りる」と口を揃える背景には、極めて緻密に設計されたゲームメカニクスが存在します。
PVEボス攻略においてプレイヤーが直面する最大の壁は、「攻撃モーションの隙」と「ボスの怯み値」の管理です。ノコギリ鉈が壊れ武器と呼ばれる理由は、踏み込みが鋭い変形攻撃(R1→L1→L1)のループにあります。スタミナ消費が極めて軽く、ローリング回避への移行が速いため、ボスの激しい攻撃の合間に確実にヒット&アウェイを完結できます。さらに、ノコギリ特効による20%のダメージ底上げが、序盤から終盤に至る大半の獣系ボスに刺さり続ける設計が強さを盤石にしています。
一方、ルドウイークの聖剣が高く評価される最大の要因は、特大剣形態が持つ「強制怯み」の存在です。人型の強敵や鐘を鳴らす女、聖堂街の巨漢、さらには一部のボスに至るまで、両手持ちR1を当てるだけで敵の反撃を完全にシャットアウトできます。フロム・ソフトウェア特有の「敵のターンを拒否してこちらのターンを押し付ける」プレイスタイルを最もイージーに実現できる点が、初心者からやり込み勢までを魅了して離さない理由です。