セルフメディケーションを安全かつ効果的に活用するために、市販薬での対処が推奨されるケースと、直ちに医療機関へ行くべきボーダーラインを整理しました。
市販薬で様子を見て良いケース(向いている人)
暴飲暴食や一時的なアルコール摂取過多など、ムカムカの原因が明確に判明している場合です。また、胃カメラ等の直近の健診で器質的な異常が否定されており、一時的な仕事の繁忙期によるストレス性胃炎の初期症状であれば、安中散や制酸剤の頓服利用で2〜3日様子を見るアプローチが適しています。
市販薬の単独使用を避け、即座に受診すべきケース(慎重になるべき人)
以下のレッドフラッグサインに該当する場合は、自己判断による服薬を直ちに中止し、消化器内科を受診してください。
- 市販薬を5〜7日間続けて服用しても症状が全く寛解しない場合
- 黒い便(タール便)が出ている、またはコーヒーかす状の嘔吐がある場合(消化管出血の疑い)
- 意図しない急激な体重減少や、嚥下障害(食べ物が喉につかえる感覚)を伴う場合
- 65歳以上の高齢者で、これまでに経験したことのない激しい胃痛や持続的な不快感が生じた場合