居住希望者が最も息をのむのが、周辺相場との圧倒的な価格差です。都営住宅である南青山一丁目アパートの家賃は、一般的な民間賃貸のように「立地相場」で決まるのではなく、公営住宅法に基づき入居世帯の所得区分(収入分位)と専有面積によって決定されます。
南青山一丁目アパートの間取りは、単身者向けの1DKからファミリー向けの2DK・3DK(専有面積約40㎡〜70㎡前後)まで幅広く用意されています。民間賃貸であれば月額40万〜80万円を下らないグレードの立地でありながら、公営枠の家賃は最も所得の低い区分で月額約3万円台から、上限区分でも10万〜13万円程度という驚異的な設定が維持されています。
当然ながら、これほどの好立地・低家賃物件に希望者が殺到しないはずがありません。東京都住宅供給公社(JKK東京)が管轄する定期募集において、南青山一丁目アパートの募集戸数は常に1〜2戸あるかないかの極少枠です。公開抽選における倍率は平時でも数百倍、単身者向け住戸や条件の良いファミリー住戸では過去に1,000倍を超える数字を叩き出しており、「宝くじに当たるような確率」と表現されるのも誇張ではありません。