SNSやネット掲示板、レビューサイトに残る利用者の声を検証すると、ブックオフ札幌南2条店がいかに地域住民のライフスタイルに溶け込んでいたかが浮き彫りになります。
「大通での待ち合わせ前や、予備校帰りに寄るのが日課だった」「階段を上がって狭い通路を巡りながら絶版文庫を探すワクワク感があった」といった、実店舗ならではの回遊体験を懐かしむ声が目立ちます。特に、大通駅からアーケードや地下街を通ってアクセスしやすかった利便性は、冬の降雪量が多い札幌の都市構造において唯一無二の強みでした。
一方で、近年の札幌狸小路店に対する評価を見ると、「トレカやアニメホビーが強化されて若い世代で賑わっている」「中心部で本を即日現金化できる貴重な拠点」として高く評価されているものの、「昔ながらの純粋な古本屋の静けさを求めるなら郊外店や専門古書店に行く必要がある」という棲み分けの意識も定着しています。