箱根駅伝において、複数年にわたって頂点に君臨し続ける「連覇」は至難の業です。全日本大学駅伝や出雲駅伝を含む「学生駅伝3冠」を同一年度に達成した大学は、歴史上わずか数校しか存在しません。
歴代の連覇記録として金字塔となっているのが、1959年から1964年にかけて中央大学が樹立した6連覇です。その後、日本体育大学の5連覇(1969〜1973年)、順天堂大学の4連覇(1986〜1989年)、駒澤大学の4連覇(2002〜2005年)、青山学院大学の4連覇(2015〜2018年)と続きます。
また、同シーズンに行われる「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」をすべて制覇する3冠を達成したのは、以下の5チームのみです。
- 大東文化大学(1990年度):史上初の3冠。山登りと圧倒的な粘り強さで大学駅伝界を席巻。
- 順天堂大学(2000年度):名ランナーを揃え、他を寄せ付けないスピードと安定感で制覇。
- 早稲田大学(2010年度):1秒差を制する劇的なレース展開など、勝負強さを発揮して達成。
- 青山学院大学(2016年度):出雲・全日本・箱根の全レースで他校を圧倒する完全優勝。
- 駒澤大学(2022年度):全区間で隙のない盤石な継走を見せ、令和初の3冠を成し遂げる。
現代の大学駅伝は全校の戦力が拮抗しており、1人のブレーキも許されない状況下での3冠達成は、まさに奇跡的な偉業といえます。