医療情報サイトや掲示板など千葉大学病院 ネットの反応を多角的に分析すると、患者やその家族が抱く感情には明確な二面性が存在します。
肯定的な意見として顕著なのは、各診療領域のトップランナーが結集していることへの絶対的安心感です。「難治性のがんに対して、外科・腫瘍内科・放射線科がキャンサーボード(合同カンファレンス)で治療方針を協議してくれた」「他院で手術不可能と宣告された病変を、先進の内視鏡・ロボット支援下手術で見事に切除してもらった」といった体験談は後を絶ちません。千葉大学医学部附属病院 名医の存在感は極めて高く、食道癌・肝胆膵疾患、心臓血管外科、脳神経外科、呼吸器外科、先端的な免疫難病治療など、全国的知名度を誇る指導医・専門医が多数在籍しています。
しかし、現場を取材すると「名医を目当てに受診したものの、最初の診察は若い専任医師やレジデントだった」というギャップに戸惑う患者の声も耳にします。大学病院は高度医療の提供機関であると同時に、次世代の医師を育てる「教育・研修機関」でもあります。主治医制ではなく診療科全体のチーム医療制を採用しているため、外来診察、病棟回診、手術執刀をそれぞれチーム内で分担して対応するのが一般的です。特定の著名教授に毎回直接診てもらえるわけではないという事実は、事前に理解しておくべき重要なポイントです。
また、院内アメニティやスタッフの対応に関しては、「総合受付や精算機の案内スタッフは親身で丁寧だが、看護師や医師は常に分刻みで動いており、事務的な印象を受ける瞬間がある」という指摘が散見されます。病床数800床を超える巨大医療拠点において、医療従事者の過重労働を防ぎつつ医療安全を維持するための規律が、患者側からは時として「ドライな対応」と受け止められてしまう側面が浮き彫りになっています。