かつて英紙サンデー・タイムズなどの海外メディアが報じた調査では、ニュージーランドで生産されるマヌカハニー年間約1,700トンに対し、世界中で年間約10,000トン以上が「マヌカハニー」として販売されていた事実が暴露されました。つまり、流通量の8割以上が一般的なブレンド蜂蜜や偽装品だった計算になります。
この国際的な信用失墜を受け、ニュージーランド政府第1次産業省(MPI)は2018年以降、輸出されるすべてのマヌカハニーに対し、4つの特定化学物質(フェニル乳酸、2-メトキシアセトフェノンなど)とマヌカの花粉DNAを測定する厳格な「科学的定義試験」を義務付けました。2026年現在、NZ国内で瓶詰めされ正規輸出される製品は、この政府公認のテストを通過しなければ「単花蜜(Monofloral)」または「多花蜜(Multifloral)」としての輸出証明書が発行されません。
店頭で偽物を掴まないための見分け方として、最低限以下の3点をチェックする必要があります。
- ニュージーランド国内で最終充填されているか:ドラム缶で原料輸入し、他国で加工・瓶詰めされたものは希釈や偽装のリスクが高まります。ラベルに「Packed in New Zealand」の記載があるかを確認してください。
- 公式な認証団体のライセンスナンバーがあるか:パッケージに認証ロゴだけでなく、製造メーカー固有のライセンス番号(例:UMF Licence No. ○○○○)が明記されている製品を選びます。
- ロットごとの分析証明書(Certificate of Analysis)が照会可能か:信頼できる正規ブランドは、瓶に記載されたバッチ番号から成分検査結果を公式サイトで追跡(トレーサビリティ)できる仕組みを導入しています。