天辰で「急な雨」や「激しい気温変化」が頻発する最大の理由は、川内川から供給される豊富な水蒸気と東シナ海からの海風が交錯する地形条件にあります。
日中に強い日差しが差し込むと、川内川流域の地表面温度が急上昇し、湿った空気が上昇気流となって上空に積乱雲を発達させます。特に夏から初秋にかけては、周辺の山沿いから平野部へ向けて急速に雨雲が拡大し、わずか数十分で強いにわか雨(ゲリラ雷雨)へと変化します。
また、放射冷却の影響を受けやすい盆地状の地勢も関係しています。夜間に冷え込んだ空気が川沿いに溜まり、天辰の気温変化は朝晩と日中で10℃以上の格差を生むことがあります。秋から冬にかけて発生する濃霧もこのメカニズムによるものです。