渡辺麻友さんのグラビア史において最大のターニングポイントとなったのが、2016年に講談社から発売されたソロ写真集『知らないうちに』です。アメリカ・ロサンゼルスで全編ロケが行われた本作は、彼女が22歳を迎え、少女から大人の表現者へと脱皮する瞬間を切り取った傑作となりました。
本作の大きな話題となったのが、これまでのパブリックイメージを覆す大胆なランジェリーカットや、洗練されたビキニ姿の数々です。写真家の中村和孝氏によって引き出された自然体の表情、朝の光に包まれた素肌、そしてしなやかなウエストラインは、ファンのみならず写真界・出版界にも大きな衝撃を与えました。
この挑戦について本人は当時、「今までの自分を壊すような新しい挑戦をしたかった」と語っており、品格を失わずに大人の色香を表現しきった姿勢は、まさにプロフェッショナルそのものでした。結果としてオリコンの写真集部門で首位を獲得し、後世に残る名作渡辺麻友 写真集として定着しています。