閉鎖された今なお、オールドゴルファーの間では「あのタフなコースをもう一度ラウンドしたい」と懐かしむ声が少なくありません。長瀞カントリークラブのコース特徴と当時のリアルな評判を振り返ります。
秩父連峰の自然美を借景にしたコースは、総距離こそ極端に長くないものの、極めて高い正確性とマネジメント能力が求められる設計でした。フェアウェイのアンジュレーション(起伏)がきつく、フラットなライから打てるショットはごくわずか。谷越えや打ち下ろし、ドッグレッグが連続し、ドライバーを気持ちよく振り抜けるホールが限られていたため、初心者には「難しすぎる」「ボールがすぐになくなる」と敬遠される一方、中・上級者からは「腕試しに最高」「戦略を組み立てる楽しさがある」と高く評価されていました。
当時の利用者がゴルフ場予約サイトやコミュニティに残したレビューを分析すると、食事の素朴な美味しさやアットホームな接客、コストパフォーマンスの高さを愛する固定ファンが確実に存在していたことが分かります。それだけに、閉鎖の一報が流れた際には「秩父の名物コースがまた一つ消えてしまった」と惜しむ声が広がりました。