Q1:金柑の皮に切れ込みを入れないとどうなりますか?
A1:ほぼ確実に果皮が耐えきれずに破裂します。また、果肉の内部までシロップが浸透せず、外側の皮だけが不自然に甘くて中身は酸っぱくて苦いという味のムラが生じます。縦に6〜8本の浅い切れ込みを入れる工程は、美観と均一な味付けのために省略してはならない最重要ステップです。
Q2:白砂糖ではなく黒糖やきび砂糖で作っても美味しいですか?
A2:美味しく作れますが、仕上がりの印象が大きく変わります。黒糖やきび砂糖を使うと、コク深い野趣あふれる風味と濃い茶褐色の色合いになり、和菓子の趣が強くなります。一方で、金柑本来の鮮やかなオレンジ色とクリスタルな透明感、すっきりとした柑橘の香りを最大限に際立たせたい場合は、純度の高い「氷砂糖」または「グラニュー糖」が最も適しています。
Q3:甘露煮を煮ている途中で煮汁が少なくなって焦げそうになったらどう対処すべきですか?
A3:火加減が強すぎるか、落とし蓋の隙間から水分が過度に蒸発したことが原因です。慌てずに火を極弱火に落とし、お湯(水ではなく熱湯)を金柑の肩が浸かる程度まで足してください。このとき、急激に冷水を差すと温度差で実が引き締まり皮が固くなる原因になるため、必ず沸騰したお湯を静かに鍋肌から注ぎ入れるのがコツです。