小林氏の才能は、プレイヤーとしてカメラの前に立つことだけに留まらない。舞台演出家としての手腕は、2.5次元演劇の傑作として名高い舞台『パタリロ!』で爆発した。魔夜峰央氏の伝説的漫画を舞台化するにあたり、彼は原作の持つ破天荒なギャグ世界を圧倒的なテンポ感と演出アイデアで完璧に立体化してみせたのだ。
舞台『パタリロ!』は大ヒットを記録し、のちに映画化された際も自ら監督を務めるなど、その演出手法はエンタメ業界に強い衝撃を与えた。キャストの魅力を最大限に引き出し、観客を飽きさせないスピーディーな構成力を発揮する彼の仕事ぶりは、舞台ファンからも絶大な支持を得ている。