国内の観光・テーマパーク産業が激動の局面を迎えるなか、独自の存在感を放ち続けているのが「体感型動物園iZoo」だ。旧伊豆アンディランドの大胆な再生計画を率いたのは、爬虫類・両生類の輸入卸大手である有限会社レップジャパンの代表を務める白輪剛史氏。彼の現場主義と妥協なき情熱が、この型破りな展示空間を生み出す原動力となった。
白輪氏が目指したのは、単なる珍獣の陳列ではない。「本物を肌で感じてこそ、本当の関心が芽生える」という哲学のもと、動物と人間が同じ空気を吸う環境が徹底して作り込まれている。日本爬虫類両生類協会の理事長としても知られる同氏の知見は、施設の隅々にまで息づいている。無機質な檻を極力排除し、自然界に近い起伏や植生を再現した館内は、生き物たちにとっても快適なサンクチュアリだ。