卓越した知性と美しい容姿から、ボーダーコリーやシェルティ、コーギーなどは一般家庭でも人気の高い犬種です。しかし、彼らは根っからの「作業犬」であることを忘れてはなりません。
牧羊犬をペットとして迎える場合、特有の習性に起因する以下のポイントに十分な配慮が必要です。
1. 動くものを追いかける本能への対処
車、バイク、自転車、あるいは走り回る子どもや他の小型犬に対して「群れをまとめよう」「追走しよう」とするスイッチが入りやすい傾向があります。散歩中の引っ張りや飛びつき、踵への甘噛み(コーギーのヒーラー気質など)を防ぐため、幼少期からの確実な呼び戻し(オイデ)や「マテ」の訓練が不可欠です。
2. 運動不足によるストレスと頭脳労働の重要性
牧羊犬は1日に数十キロを走破できる強靭なスタミナを持っています。単に近所を歩くだけの散歩では体力が有り余り、無駄吠えや家具の破壊といった問題行動に発展しがちです。ボール投げやフリスビー、知育トイを使った遊びやアジリティ競技など、「頭と身体を同時に使わせるアクティビティ」を取り入れることが健康維持の秘訣となります。