旧税関庁舎に隣接して建つ「旧第四銀行住吉町支店」も見逃せない建築美を誇る。1927年(昭和2年)に建てられたこの近代建築は、昭和初期のクラシカルな美意識を今に伝える貴重な歴史・文化財である。かつて銀行街として栄えた住吉町からみなとぴあの敷地内へと移築・復元されたもので、重厚な石造りの外観と高い天井を持つ吹き抜けのロビーが強烈な印象を与える。
館内の一部はカフェ・レストランとしても活用されており、昭和モダンな空気感が漂う空間で憩いのひとときを過ごすことができる。重厚なカウンターや細やかな意匠が残る金庫室など、当時の金融の中心地として都市の経済を支えた建築美を間近で鑑賞できる点は、歴史ファンや建築ファンにとっても大きな魅力となっている。