迎香は耳鼻科領域のトラブル対策だけでなく、美容鍼灸の現場において「ほうれい線対策とフェイスラインの引き締め」に欠かせない重要ポイントとして重用されています。
解剖学的に、迎香の位置には「上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)」や「上唇挙筋」といった表情筋が付着しています。デスクワークでの無表情や加齢、あるいは鼻炎による口呼吸が続くと、これらの筋肉が硬直して血行不良を起こし、皮膚の下垂を招いてほうれい線が深くなります。
迎香を刺激して筋肉のコリをほぐすことで、滞っていた静脈血やリンパ液の回収がスムーズになり、小顔・むくみ解消へと直結します。朝の洗顔後やスキンケア時に、乳液やオイルを塗った状態で迎香から頬骨の下を通って耳前部へと流す「迎香マッサージ法」を取り入れると、顔全体のトーンアップとむくみ軽減が同時に狙えます。
また、冷えによる血行不良が目立つ場合は、火を使わないシールタイプのお灸や蒸しタオルを鼻周辺に当て、迎香付近を温めるケアも極めて効果的です。