名古屋都市圏のドライバーを長年悩ませてきた名神高速道路や一宮JCT周辺の深刻な慢性渋滞。東名・名神という昭和以来の大動脈に集中していた大型トラックの交通流が、環状線の完成によって一気に分散する。交通流シミュレーションによると、中京圏を通過する長距離交通の約3割が環状道路へ迂回すると推計されている。
朝夕の通勤ラッシュ時に見られるノロノロ運転の解消は、年間で数百億円規模の移動時間損失を削り取る計算だ。ドライバーのストレス軽減にとどまらず、急ブレーキや追突事故の激減、さらにはアイドリングストップに伴うCO2排出量カットなど、環境面でのインパクトも計り知れない。