結膜下出血が起きてしまった場合、どのような初期対応をとるべきなのでしょうか。皮膚の内出血(青あざ)と同じ原理であるため、時間の経過とともに赤色から赤褐色、黄色へと変化しながら1〜2週間(範囲が広い場合は2〜3週間)で自然に血液が吸収されて元の綺麗な白目に戻ります。
民間療法の現場やネット上で議論になりやすい「冷やすべきか、温めるべきか」については、発症からのタイミングによって対応が分かれます。
出血直後の急性期(発症から24〜48時間以内)は、再出血や出血の拡大を防ぐために目元を触らず安静に保つのが鉄則です。違和感が強い場合は清潔なタオルで軽く冷やす程度に留めます。一方で、発症から数日が経過して出血が完全に止まった後は、蒸しタオルなどで目元を優しく温めることで血行を促進し、溜まった血液の吸収をサポートするアプローチが有効です。
市販の充血用目薬(血管収縮剤入り)を差す行為は避ける必要があります。血管を無理に収縮させても溜まった血腫は消えず、かえってリバウンドによる充血を招くリスクがあります。眼科で処方される点眼薬も、出血自体を消し去る特効薬ではなく、異物感を抑える人工涙液や、炎症・感染を防ぐ保護目的の処方が中心となります。