1980年代に入ると、明石家さんまの名は全国津々浦々に轟くことになります。その決定打となったのが、フジテレビ系『オレたちひょうきん族』への出演です。
ビートたけしとの丁々発止の掛け合い、タケちゃんマンに対峙する敵役「ブラックデビル」や「あみだババア」などの奇抜なキャラクターを次々と怪演。アドリブを極限まで活かした笑いで土曜夜8時の勢力図を塗り替え、日本中のお茶の間を席巻しました。
そして1986年、俳優としての才能を世に見せつけたのがTBS系ドラマ『男女7人夏物語』です。当時の若者の恋愛観をリアルに描いたこの作品で、さんまは主人公・今井良介役を熱演。コミカルでありながら時に不器用で男らしい一面を見せ、女性視聴者を虜にしました。共演した大竹しのぶとの息の合った掛け合いは大きな注目を集め、続編『男女7人秋物語』を経て、1988年の電撃結婚へと発展。芸能界を揺るがすビッグカップルの誕生は、まさに時代の象徴的な出来事でした。