フォッサマグナとは?断層との決定的な違いと列島誕生の謎を徹底解明

フォッサマグナとは?断層との決定的な違いと列島誕生の謎を徹底解明

フォッサマグナとは?断層との決定的な違いと列島誕生の謎を徹底解明の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

Q1:フォッサマグナの場所は地図上でどこからどこまでですか?
A1:西側の境界は新潟県糸魚川市から長野県諏訪湖を通り、山梨県を経て静岡県静岡市に至る「糸魚川静岡構造線」です。東側の境界は諸説ありますが、新潟県柏崎市から関東平野東部(千葉県銚子市付近)を結ぶ「柏崎千葉構造線」とすることが一般的です。つまり、新潟県、長野県、山梨県、静岡県の一部、および群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県など関東甲信越の広範なエリアがフォッサマグナの中にすっぽりと入っています。

Q2:糸魚川静岡構造線とフォッサマグナは同じ意味ですか?
A2:明確に異なります。糸魚川静岡構造線は、西日本の古い岩盤とフォッサマグナを隔てる「一本の巨大な断層境界線(西縁)」です。これに対し、フォッサマグナはその断層の東側に広がる「新しい地層が分厚く堆積した巨大な窪地・地域全体(面)」を指します。

Q3:なぜフォッサマグナがある場所に富士山や八ヶ岳があるのですか?
A3:フォッサマグナはプレートが引き裂かれてできた大地の割れ目であるため、地殻が薄く、地下深くのマントルからマグマが上昇しやすい構造になっています。さらに南方からフィリピン海プレートが伊豆半島を本州に衝突させながら沈み込んでいるため、マグマの発生が活発化し、割れ目に沿って富士山、箱根山、八ヶ岳、妙高山などの火山が一直線に並ぶ「火山フロント」が形成されました。

Q4:フォッサマグナを実際に見ることはできますか?
A4:フォッサマグナ自体は関東甲信越に広がる広大な地域であるため、その全体を一つの景色として見ることはできません。ただし、その西の境界崖である糸魚川静岡構造線の断層露頭は、新潟県糸魚川市の「フォッサマグナパーク」などで直接目で見て手で触れることができます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。